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なんとなくその日ぐらし
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いもちゃん春巻き
東京への楽しい散歩旅の報告もまだできていませんが、今日のばんごはんは簡単でとってもおいしいのでご披露しちゃいま~す。

いもちゃん春巻き_c0068225_2151068.jpg材料は、春巻きの皮、とりの胸肉、白ねぎ、生しいたけ。
スティック状に切った鶏肉と、斜め切りにした白ねぎ、そぎ切りにした生しいたけを春巻きの皮に包んであげる、ただそれだけ。
こつは、ねぎはせん切りでは斜め切りに。ちょっと食べづらいですがじゅわっと甘い汁が出てくるのがおいしさの大事なポイントなのです。しいたけも厚め。皮の上に具をおいたら、しっかりめに塩・こしょうを。
具をおくときは、ねぎの両端が他の具より外にはみでないようにしたほうがよろしい。なぜならねぎがはみだしていると包むときに皮を破りやすいのだな。

揚げたてを、辛さ強めの辛子醤油でさぁ召し上がれ!
しばしば上あごをやけどしてべろべろになってしまいますが、そんなことかまっちゃおれぬ!

ところで「いもちゃん」っていうのは妹のこと。わたしの仲間内では自分のであっても相手のであってもこんなふうに呼ぶのだけれど、兄や姉、弟にはそんな呼び名はないのですね。なんかふしぎ。で、この春巻き、ほんとうはわが家では「××ちゃん春巻き」って妹の名前がついています。

6つ下の妹がまだ高校生のころ。日々の食事は母が作っていたし、それ以外のときはわたしが作っていたので、妹たちはあまり料理をすることがありませんでした。実際、たまにやってもなんだか危なっかしいというかいろんな意味で不安がいっぱい(笑)だったのですが、ある日、テレビで見ておいしそうだったからと、この春巻きを作っていました。揚げるところは母が手伝ったみたいだけれど、あまり期待せずに口にした家族一同うれしい驚愕。
おひょいさんこと藤村俊二さんが紹介されていたこの春巻き、それからは妹の名前を冠したわが家の定番の一品となりました。

こどものころは6つ下というとほんとうに小さい妹という感じだったのですが、年を重ねていくうちに年齢差ってだんだんと縮んできたように思います。いつだったからかわたしのことを名前で呼ぶようになった妹に、何かの拍子に「おねえちゃん」って呼ばれると、なんか妙に照れくさかったりして。

そんな妹が、どうやら新しい人生のスタートに立つ決意を固めている様子。幸せになってほしいです。
がんばれ、いもちゃん。ねーちゃんはいつだって味方だし応援してっからな~! と春巻きを食べながら姉は思うのでありました。
by matsunyan | 2006-03-02 21:52 | 食べて飲んで作って