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なんとなくその日ぐらし
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オンナのひとり旅には、練習も必要かもしれない
先日、修善寺にひとり旅してきました。
お宿は「湯回廊 菊屋」さん。のんびりと温泉に入りまくって、アロマもやって、ごはんもたらふく食べたぞ!

お宿の報告はこのあとのエントリーでするとして。
そのときにふと思ったこんなこと。

この菊屋さんっていうのは「ひとり旅も歓迎します」というお宿で、ちゃんとひとり旅プランもあるし、少人数用のお部屋もあるのです。
食事処もひとり客が気を遣わなくてすむように、とカウンター席も用意されているし、聞けば女性のひとり旅利用も多いということから、今回こちらに決めました。

で、食事時。案内されてカウンター席にいくと、すでに食事をされている「おひとりさま」がいらっしゃいました。
私は普段飲みにいったときのような気分になり、もしお隣の人がいやじゃなければ自分のとっくりからお酒を少しごちそうして、宿の感想などをひとことふたこと(ここ大事! あんまりたくさんはお互い面倒だから)お話ししたりしても、と思っていたのです。
カウンター席って、そんなお客さん同士のやりとりも楽しかったりするでしょ。

が、しかし。

彼女、なんかずーっと不機嫌でつまんなそうにごはん食べてるんだよなぁ。
ま、なかなか表情が表に出ない人もいるし、彼女は彼女でとっても盛り上がって楽しんでいたのかもしれない。
でも私には「楽しくごはんを食べてる」んじゃなくて「食物(しょくもつ)を咀嚼している」というふうにしか見えなかった。

そーなるとですね、なんか心配しちゃうわけですよ。どしたんだろ、って。
余計なお世話かもしれないけど。

以前あるサイトの掲示板で「自分がひとりで飲みに行ってると、同伴で来ているオヤジはいやらしい目つきでじろじろ見る。そんな品のない客には来て欲しくない」みたいなことを書いた人がいて「自意識過剰だよ、バーカ、何様?」とイライラしたことがあるんだけど、確かに「おひとりさま」って目を引くのは確かなんだよな。
以前、他の宿でもおひとりさまに遭遇し、彼女は料理自慢のその宿でずっと雑誌を見ながらごはんを食べてて、見てるこっちがやりきれない気分になってしまったこともあった。

そんなわけで、わたしが考える「オンナのひとり旅」に必要な鍛錬(?)

  1. 今していること(おいしいごはんを食べてる、素敵な旅館に泊まってる、いい景色を見た)を心から楽しみ、それに真剣に向き合おう!
    もしかしたら旅の目的は、日頃の仕事のうっぷんばらしかもしれないし大失恋かもしれないけど、せっかく出かけてきたんだから今はそのひとときを楽しもう。

  2. 宿のサービス係の人やお風呂で隣合わせた人などに対して、「ありがとう」「こんにちは」とにこっと笑顔でこたえよう!
    むやみに話しかける必要はない。ひとりの時間を楽しみにきたのだから。でも心を閉ざしててはさみしいぞ。


あと、ひとりでごはんを食べるっていうのは、慣れないと案外居心地悪いものです。
いきなり旅!なんて意気込まずに、まずはいつもは友だちと行く気心の知れたお店にひとりで行ってみるとか、練習したほうがいいかも~。
もひとつ、行く先のお店なり宿がオンナひとり旅を歓迎してるか敬遠してるかは、よーく調査、ね。
by matsunyan | 2007-02-03 21:10 | 旅の思い出