ひとり鍋レポート 年忘れスペシャル
年忘れスペシャル 今年最後の鍋
とらふぐ 白菜 白ねぎ だいこん 男前豆腐 春菊 えのき しいたけ えー、ふぐです。てっちりですわよ。大晦日なのでがんばってみました。しいたけにもぺけぽんと切り目を入れておしゃれさせました。おほほほ。 せっかく山口に縁ができたし、実は父も母もふぐが好きらしい。となりゃ一度は買わねば、とその筋にくわしいお方に魚屋さんを紹介してもらいました。ふぐの地方発送などもしているらしいこのお店、個人客というよりはむしろプロを主客にしているようで、「The職人!」といった感じの男の人たちが威勢よく、びしばしと働いてらっしゃいました。か、かっちょえー!! とらふぐ(店の人は「本ふぐ」と呼んでらっしゃいました)1本を鍋用にしてもらいました。当然アラだけじゃなく上身もたっぷりです。ぽん酢1本、ひれ酒用の焼きひれ、薬味類もつけていただいて5,000円ちょうど(税込み 40円おまけしてもらった)。これがふぐの相場として高いのか安いのかはわからないのだけれど、魚1匹、と思うと、やはりぜいたく品だな。ま、重さはぜんぜん違うけど氷見の寒鰤だと1本10万円とかしちゃうらしいので、5,000円にびびっている場合ではないのかもしれないけれども。 ところがわたし、実はふぐってそんなに好きではない、というよりも知らないのです。というのも若いころはすっぱいものがダメで、ぽん酢も苦手。しかしふぐ料理というのはてっさにしてもてっちりにしてもそこにはぽん酢、せっかく連れて行っていただいても「すっぱかった……」という印象ばかりが残ってしまうわけで。(ばちあたりですね、はい、すみません) そのうちだんだんと味の好みも変わり、酢そのものはあいかわらず苦手だけど、柑橘類のすっぱさは好きになってきたのです。しかし一度遠ざけた食べ物というのはなかなか自分から手を出すことってないんですよね、高価なものだと特に。 母は「仕度頼むね」と仕事に行ってしまったので、レシピを検索。昆布だしを用意し、まずはアラの部分を投入。アクをとりながらしばらく煮て、だいこん、白菜の芯を入れ火を通したところで下準備OK。あとは母が帰ったら他の野菜類と上身を煮ればいいわ、とひとまず味見。う、うまーい!! ふぐってこんなにいい味が出るなんて知らなかったよぉぉぉぉ。オレって天才じゃないの♪と大絶賛の自画自賛。 ……だったのですが、いざ食べ始めると、味見のときにあんなにもしっかりと出ていたふぐのだしが、なーんか薄くなってました。どうやら野菜の甘みや水気がだしを薄めてしまったみたいです。ちょっと残念。それでも家族3人、最後の雑炊までしっかり楽しみました。 こうやってわいわい言いながら食べるお鍋もおいしいね(父はものも言わずにアラにしゃぶりついていたのでことば少なでしたが)。むしろそのほうが正統派なのですが、逆にひとり鍋のよさ(自分のペースで具を足したり食べたりできるとか)にも気づいた大晦日の食卓でした。 ふぐ、今冬に、もう一度くらい買って帰れたらいいな。てっさも少々お願いしてみようかな。今度は娘からのプレゼントってことで、さ。 ごちそうさまでした。
by matsunyan
| 2005-12-31 23:34
| ひとり鍋レシピ
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